小紋「瓢箪」+名古屋帯「天の火」

小紋「瓢箪」+名古屋帯「天の火」
小紋「瓢箪」+名古屋帯「天の火」

きものは深い緑とねずみ色で染められておりたいへん存在感があります。瓢箪の文様は子孫繁栄や商売繁盛の意味をもつ吉祥文です。

帯「天の火」は万葉歌をテーマにしたもので、一見、何の柄なのか解りませんが、歌の内容を理解するとストンと腑に落ちる面白さがあります。とりよろふはそういう意匠を大切にしています。炎は歌人のやりきれぬ激しい感情を表しますが、それを鎮める何か救いとなるものはないかしらと、あれこれきものや小物を考える楽しさがある帯です。

ここでは吉祥文の小紋と組み合わせました。きものの地色に使われる松葉色に炎の弁柄や緋色が良く映えます。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次