相生の松

相生の松
相生の松
相生の松 前部分(関東巻)
相生の松 前部分(関東巻)
相生の松 前部分(関西巻)
相生の松 前部分(関西巻)

「相生の松」は、黒松(雄松)と赤松(雌松)が1つの根から生え出た松のことで、高砂市の高砂神社にあるものが有名です。格別の神木とされ、縁結びや夫婦和合、長寿の象徴として尊ばれています。
能の「高砂」は「相生の松」をモチーフにつくられたもので、その謡曲はかつて結婚式での定番の歌でした。

相生の松
現在の高砂神社内にある相生の松 via Wikimedia Commons

文様では「松に帆」や「松葉に箒、熊手」で高砂を表します。なぜ「箒、熊手」かというと、高砂に登場する老夫婦も持ち物で、おばあさんは箒を持ち、おじいさんは熊手を手にしているからです。
『おまえ百までわしゃ九十九まで。共に白髪の生えるまで』と謡われますが、これは熊手を(九十九まで)に掛け、寿福のを掻き集める道具を意味し、箒を(掃ハク=百)ともじって、厄を祓い福を招き寄せることを表します。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次