珠衣「わたのそこ」+名古屋帯「石橋(いわはし)」
きものは深い海の「碧」の世界を表現したものです。
帯「石橋」は万葉歌をテーマにしたもので、石橋は川を渡るために、人が石を配置してつくった、あるいは自然にある石をそのまま使った橋のことです。川を渡っていとしい妹(いも)のもとへ向かう男(おのこ)を思い描きながらつくった帯です。
帯の川に使われるターコイズブルーがきものの深い碧色にリンクしてきれいです。
石橋(いわはし)
石橋 石橋 前部分 石橋 明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも作者不詳(巻11-2701)明日香川の名前のように、明日も渡って逢いにいこう。その飛石のよう…
海の底(わたのそこ)
海の底 「わたのそこ」は「沖」、「奥」に掛る枕詞です。深海の底にわずかな光が届いた、深い「碧」の世界を表現しました。
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