染小紋「流水」+名古屋帯「やまなし」
帯は「クラムボンはわらったよ・・」で始まる宮沢賢治の物語「やまなし」がテーマです。前(腹)の柄は五月の場面で、川床に太陽光による「光の網」が揺れ動く様子を表現しています。お太鼓は十二月の場面で、落ちてきたやまなしに驚く沢蟹の親子の様子を描きました。物語をご存知の方なら合点していただけると思います。生地は金糸の入ったマチエールのある地紋で、川底をイメージさせる一助になっています。
きものは“ 水の流れ”を表現したものです。地紋を所々ひろって友禅した柄が、水面を漂う何かの漂流物にも見え物語の世界を演出しています。
上品に、そして遊び心を忍ばせてお出かけしてみませんか?
秋から春までお使いいたたけます。
やまなし
やまなし やまなし 前部分 ズミ 宮沢賢治が描いた美しい谷川の底での物語「やまなし」をテーマにした帯です。やまなしはヤマリンゴ、オオズミとも呼ばれていて日本ナシ…
流水
流水 穏やかに流れる清らかな川面に、陽の光がきらきらと反射するイメージの染めです。
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