付け下げ「雨模様」+名古屋帯「ひかりの丘」
帯は宮沢賢治の「十力の金剛石(虹の絵の具皿)」をテーマにしてつくった「ひかりの丘」。物語に出てくるひかりの丘は、植物たちやそこに降る雨までも宝石でできている世界として描かれています。
きものは万葉歌の雨をテーマにした「雨模様」で、垂れ込めた雨雲から止まずに降り続く雨粒がデザインされています。
きものと帯は共通する「雨」で繋がれ、面白い世界観をつくります。
きものは青みのグレイッシュな色ですが、よく見るとさまざまな色で構成されています。帯の地色は濃いグレーできものを引き締めますが、華やかな柄が広がりを感じさせます。
ひかりの丘
ひかりの丘 ひかりの丘 前部分(関東巻) ひかりの丘 前部分(関西巻) 宮沢賢治の作品に「虹の絵の具皿(十力の金剛石)」というお話しがあります。王子と大臣の子が虹…
雨模様
雨模様 雨雲 春雨の 止まず降る降る わが恋ふる 人の目すらを 相見せなくに作者不詳(10-1932)春雨が絶えまなく降り降りして、私の恋しい人にも逢わせないものを 万葉集…
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