万葉の植物ワークショップ
小学生から中学生が対象となる「万葉の植物ワークショップ」が開催され、その中で「万葉の植物を知ろう」という講演の講師を務めました。
- 万葉集とそこに詠われた植物たち ~万葉人の心を読みとる~
- 講演内容
- 「万葉集」って、なに?
- 万葉クイズ
- 万葉集に詠われた植物たち
- わらび(春)
- やなぎ(シダレヤナギ)(春)
- くれなゐ(夏)
- ひし(夏)
- はぎ(秋)
- おもひぐさ(秋)
- ぬばたま(秋)
- ほよ(冬)
- 多摩川の歌
- まとめ
- 講演内容
どのようにしたら小学生に万葉歌の面白さを伝えられるかが大変難しく、例えば、ほよ(ヤドリギ)の歌では次のような現代語訳をつけてみました。
あしひきの 山の木末の ほよ取りて
かざしつらくは 千年寿くとそ
大伴家持(巻18-4136)
山の中の木の枝の先のほうに生えている「ほよ」の枝をとって髪にさすのはね、あなたがいつまでもいつまでも元気で長生きできますように、というおまじないですよ😉
ワークショップでは他にも、お気に入りの万葉植物を選んで標本つくる「万葉植物標本をつくろう」や、筆を使って木簡(木の板)に万葉仮名で自分の名前を書く「万葉仮名で名前を書こう」などもあり、子どもたちは楽しそうに作業に熱中していました。
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