小紋「珠散らし」+名古屋帯「ヤマドリ」
きもの「珠散らし」は砂浜に寄せるさざ波に輝く珠(シーグラス)を表現した小紋。
帯「ヤマドリ」は独り寝の寂しさを詠った有名な和歌を題材にしており場面は夜の情景です。
帯でヤマドリの回りに茂るシダは羽状複葉なので、そのギザギザの感じが、きもの暈しのイメージにリンクしています。さらに、シダの葉の色はきものの暈しの色とも似ているため統一感も感じられます。帯の地色が全体を引き締めてくれます。
ヤマドリ
ヤマドリ ヤマドリ 前部分(関東巻) ヤマドリ 前部分(関西巻) 思へども 思ひもかねつ あしひきの 山鳥の尾の 長きこの夜を作者不詳(11-2802)いくら物思いをして…
珠散らし
珠散らし 砂浜の波打ち際を歩くと、時折、美しい彩りの丸い玉を見つけるとことがあります。ガラスの場合、それはシーグラスと呼ばれ、海からの贈り物を受け取った気分に…
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