付け下げ「連珠」+名古屋帯「ほよ」
きものは、一見、織りのかと思われるかもしれませんが、いくつかの地紋で段変わりに織られた白生地(お召)を友禅して染め分けし、要所々に丸文(連珠)が配置されたもので、大変手間をかけて趣を演出した付け下げです。
帯は「ほよ(ヤドリギ)」の実がパッと浮き出るように染めに工夫されており、その丸い実ときものの丸文がリンクして響きあいます。
「ほよ」は常緑の植物ですので、四季を問わず秋から春いっぱいお使いいただけますが、特に実のなる冬、クリスマスからお正月がベストシーズンといえそうです。とりよろふオリジナルの「ほよ」の文様は、「?なんの柄?」と思わせますが、万葉集由来の吉祥文です。さりげなく、おしゃれに。絶対に他とはかぶらない、世界にひとつのとっておきの組み合わせになります。
保与(ほよ)
保与 保与 前部分 ヤドリギ 万葉表記:保与 あしひきの 山の木末(ぬれ)の ほよ取りて かざしつらくは 千年寿くとぞ大伴家持(巻18-4136)山の木の梢に生えているほよを…
連珠
連珠 珠を円状に並べたような文様を「連珠文」といい、正倉院の宝物にもよく見られます。連珠文はペルシャ起源のもので、イーラーン系美術のトレードマークとも言えるも…
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