ピッパラの樹
ピッパラはインドボダイジュのことで、釈迦がその下で悟り(菩提)を開いたとされる樹木です。漢訳仏典では畢鉢羅(ひはつら)と音写されます。
無憂樹・沙羅双樹 と並び 仏教三大聖樹(仏教三霊樹)の一つとされます。
熱帯産のインドボタイジュは耐寒性が弱いため中国や日本では育ちません。そのため中国では葉の形が似ているシナノキ科の木を菩提樹としたと言われます。日本には12世紀に渡来したようです。
インドボダイジュは葉っぱ形が特徴的で、長く伸びた葉先に愛らしさを感じます。
花言葉は「夫婦愛・結ばれる愛・情熱の恋」など恋愛や結婚にまつわるものが多く、インドでは、結婚式の後にインドボダイジュの木を植える風習があるそうです。
樹の幹に蔦を這わせ老木の神々しさを表現しました。お太鼓の葉っぱの中には白い聖なる鳥が潜んでいます。
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