珠衣「ぬばたまの」+名古屋帯「ヤマドリ」
「ぬばたまの」は黒、夜、暗、夢、闇、夕、月などにかかる枕詞のことです。きものはその言葉からうけるイメージを幻想的な色使いで染めあげました。
帯「ヤマドリ」は独り寝の寂しさを詠った有名な和歌を題材にしており場面は夜の情景です。
帯のサルトリイバラの葉の色がきものの地色にリンクして響き合います。帯の地の幻想的な暈しもきものの色合いにマッチしてきれいです。
ヤマドリ
ヤマドリ ヤマドリ 前部分(関東巻) ヤマドリ 前部分(関西巻) 思へども 思ひもかねつ あしひきの 山鳥の尾の 長きこの夜を作者不詳(11-2802)いくら物思いをして…
ぬばたまの
ぬばたまの 「ぬばたま」はヒオウギの実のことで、それが黒いことから「ぬばたまの」は黒や夜にかかる枕詞です。幻想的な夜のイメージを表現するため、単なる黒一色では…
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