珠衣「ぬばたまの」+名古屋帯「イエライシャン」
「ぬばたまの」は黒、夜、暗、夢、闇、夕、月などにかかる枕詞のことです。きものはその言葉からうけるイメージを幻想的な色使いで染めあげました。
帯「イエライシャン」は李香蘭が歌う曲名で知られる蔓植物ですが、「夜来香」と書かれるその名のとおり、夜によい香りを漂わせます。曲の中で夜来香は「恋の花」と歌われており、どことなく艶やかなイメージをともないますが、帯では花の部分の暈かしに艶やかさを匂わせました。しかし、デザイン的には植物を可愛らしく表現しているのでポップなイメージを持ちます。
帯の深い藍がきものの暈かしの雰囲気にマッチして夜来香の世界をつくっています。
夜来香(イエライシャン)
イエライシャン イエライシャン 前部分(関東巻) イエライシャン 前部分(関西巻) 夜来香(イエライシャン)は中国南部からベトナム、インドにかけて分布するのつる…
ぬばたまの
ぬばたまの 「ぬばたま」はヒオウギの実のことで、それが黒いことから「ぬばたまの」は黒や夜にかかる枕詞です。幻想的な夜のイメージを表現するため、単なる黒一色では…
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