珠衣「あさがすみ」+名古屋帯「莫告藻の花」
帯は万葉集に登場する莫告藻(なのりそ)をテーマにしたものです。莫告藻は海草のホンダワラのことで、本来、花が咲くはずのないホンダワラに架空の花を咲かせて、ちょっと幻想的な雰囲気の帯になっています。
きもの「あさがすみ」は、ぼやっとした八重に漂う朝の霞を表現しています。
ここでは、きものは霞ではなく、それほど深くない海の中として見立てています。きものと帯の色調が響きあいます。
莫告藻の花
莫告藻の花 莫告藻の花 前部分(関東巻) 莫告藻の花 前部分(関西巻) 万葉表記:名告藻、莫告、勿謂藻、莫告藻、名乗藻、名乗層、名乗曾 梓弓 引津の辺なる 莫告藻…
朝霞(あさがすみ)
朝霞(あさがすみ) 「朝霞(あさがすみ)」は幾重にもかかることから「八重」、はっきり物が見えないことから「ほのか」に掛る枕詞です。紫とブルーを段々にぼやっと染…
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