ナツメヤシ

ナツメヤシ
ナツメヤシ
パルメットを繋いだ生命の樹
パルメットを繋いだ生命の樹

ナツメヤシというと砂漠など乾燥した地域において高くそびえ立つような姿を思い浮かべます。その葉は屋根ふきや繊維として使われ、幹は建材など各種用材として、そしてその実(デーツ)はジャムやゼリー、そして砂漠の遊牧民の貴重な携行食品として尊ばれ、大変有用な植物とされました。そのため、ナツメヤシは古来より「富の象徴」、「生命の樹」として神聖視されてきました。

ナツメヤシ
ナツメヤシ photo by Scott Zona CC BY NC 2.0
デーツ
デーツ photo from Wikimedia Commons

ナツメヤシの葉っぱのかたちが手のひら(Palm)に似ていることから、デザイン化された文様は「パルメット」を呼ばれます。パルメットはその後、エジプトのロータス文と融合しながらギリシャのパルメット唐草に変容し、それがアレクサンダー大王の東征によってアジアまで伝わると、長い長い旅の果て日本には唐草文として伝わります。パルメットは唐草文の源流といえる文様なのです。
そんな由緒のあるパルメット文と、その実であるデーツを単純化して組み合わせ、とりよろふオリジナルの文様をつくりました。

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