銀河鉄道
宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマにつくりました。
天気輪の柱、三角標、銀色の空のすすき、線路脇に咲くりんどう、そして白鳥座から蠍座、終点の南十字へ。物語の世界が裾に盛り込まれています。
物語にはジョバンニが「星めぐりの歌」を口笛で吹く場面があります。この歌は「双子の星」にも登場しますが、歌詞は以下の通り。
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
肩、胸、背中の部分にはそれらの星座たちをちりばめています。
宮澤賢治へのオマージュを込めた作品です。
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