祝英華

祝英華
祝英華
祝英華 部分
祝英華 部分

「英」には、はなぶさ、うつくしい、うるわしい、ひいでる、すぐれる、芽ばえ、などの意味があります。
「華」は、はなやか、ひかり、かがやき、いろ、いろどり、つや
「英華」とは、美しい花、美しさが表面に現れたもの、すぐれた詩文や人、という意味の言葉のようです。
「祝英華」は、すぐれていて美しい花のような人を祝福するという思いを込めて制作しました。

一本の風格のある梅の木が裾からうねるように肩へと延び、大小の華やかな花を咲かせています。
木には摺箔が施されています。また、梅の花には所々に駒刺繍も施しました。
裾には笹や菊、大輪の牡丹が咲き、右袖裾には橘も顔をのぞかせています。すべてがおめでたい柄です。

梅の幹を境に、右は黒地、左は赤地と、大胆な片身代わりながら引き締まった響き合いになっています。文様たちは大変カラフルで華やかなのですが、地色に支えられ、全体として落ち着いた気品を感じさせます。

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