南天燭(なんてんしょく)
「南天燭」は中国での呼び名で、南天という日本での呼び名はそこからきています。赤い実はまさに「燭(ともしび)」の言葉がふさわしく、とってもロマンチックな呼び名だと思います。帯では「燭」が強調されるようにデザインし、染め上げていますが、想いはうまく伝わっているでしょうか?
南天は「難を転ずる」に通じ、「悪魔降伏の木」「不浄汚れを払う木」「福をもたらす聖なる木」とされ、解毒の意もあり、お赤飯に添えたり、魚のカゴに添えられたりしました。
南天の葉っぱは3回羽状複葉という形で、3cmくらいの葉は「小葉」というもの。帯に描かれた複数の葉全体が1枚の葉っぱで、大きなものは50~60cmにもなります。私の好きな葉っぱのひとつです。
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