芭蕉(ばしょう)
大きな葉っぱを広げた様は南国の風趣に富みます。木のように見えますがバショウ科の多年草(草本)というのでびっくりさせられます。
5月ごろ、若葉が堅く巻いたまま直立する様子を「玉巻く芭蕉」。それがだんだんほぐれて四方に広がると「玉解く芭蕉」。ほぐれてのびのびと葉を開いた様子を「青芭蕉」「夏芭蕉」などと呼びます。俳句の世界では大きな葉が季節ごとにみせる劇的な変化に注目しますが、あの松尾芭蕉の俳号もそこからとっているということです。
葉が風になびく様は涼しげですが、雪華紋を加えてさらに清涼感を出しました。
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