あづさ考④-「玉梓」補足
「玉梓の」が「使い」にかかる枕詞として使われたことから、玉梓という言葉は手紙や消息、結び文、多くは艶書(ラブレター)の意味を持つようになりました。
そしてもう一つ、カラスウリの別名でもあります。
実が秋に朱に染まるカラスウリ。「烏瓜」とも「唐朱瓜」とも書かれますが、本来は「唐朱瓜」が正しいのではないでしょうか。カラスウリの実の中には小さな種子が入っています。
その種子をきれいにしてみると。。
結び文のかたちに似ていませんか。
この小さな種子のかたちから、カラスウリは「玉梓」という呼び名ができました。
コメント