パルメット

文様の中で最もポピュラーなものといえば「唐草文」があげられます。つる植物は生命力が強く、どこまでも伸びてゆくことから、長寿、延命、子孫繁栄の象徴とされています。実は、この唐草文は長い長い旅をしながら日本にたどり着いたもので、その元となったのはナイル川に咲く睡蓮(ロータス)や西アジアのオアシスに茂るナツメヤシ(パーム)でした。どちらも、生命の蘇り、豊穣と多産の象徴として神聖視されたものです。そのうちのナツメヤシの葉っぱ(手のひらのような形をしている)の形から生まれた文様を「パルメット」と呼びます。

ナツメヤシ

ナツメヤシ

パルメットは、睡蓮(ロータス)の文様と融合し、ギリシャに伝わると美しい曲線のパルメットへと進化し、壺や皿を装飾するようになりました。その後、再び中近東に伝わり、シルクロードを経て、唐草文として中国、日本に伝えられたというわけです。

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