柘榴

柘榴
柘榴
柘榴 前部分
柘榴 前部分
ザクロ
ザクロ

柘榴はイラク・トルコあたりが原産地で、日本に渡来したのは10世紀頃とされています。枝いっぱいにたくさんの朱色のつぼみをつけ、花を咲かせます。その様は大変エキゾチックですが、実が特徴的でおもしろい形をしているため文様としては日本でも人気があります。
たわわに真っ赤な実を結び、熟して果皮が割れるとあふれるばかりの果肉が現れる様に、人々は子孫繁栄や豊穣の祈りを託すようになりました。古代ペルシャでは「多くの種子をもつ樹」「すべての植物の根源となる樹」として柘榴は「太陽の樹」と考えられていました。柘榴の文様には生命の象徴という意味もあります。
ザクロの実は栄養分が多く、美容やアンチエイジングの効果があることから、古くから「女性の果実」「魔法のフルーツ」といわれて食用にされてきました。 クレオパトラや楊貴妃も食べたという話が伝わっています。
日本で描かれる柘榴は実がメインとなることがほとんどですが、とりよろふは柘榴の魅力をすべて盛り込みたいという思いで、あえてつぼみ、花、実を一緒に描いています。

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