路草(みちくさ)

麻の葉文は六角形を基本とした幾何学文様で、形が大麻に似ていることからこの名が付けられています。麻は丈夫ですくすくとまっすぐ伸びることから子どもの成長を祈り、産着に用いる風習がありました。

江戸の文化六年(1809年)に五代目岩井半四郎が「八百屋お七」に扮したとき、浅葱の麻の葉鹿子を着たことから爆発的に流行しました。「青海波」と同じように、古典的な文様でありながら現在でもよく知られている、古さを感じさせない文様のひとつといえます。

麻の葉文を路地に見立て、「のんびりと歩きながら、さりげなく咲く野の花を愛でる。」そんなイメージでつくりました。

お太鼓にある花の文様は「鉄線」を図案化したものです。江戸期の小袖にもよく見受けられるものです。

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