月愛珠(げつあいじゅ)

孫悟空でおなじみの玄奘三蔵が記した「大唐西域記」に「月愛珠」という伝説の珠玉があります。月光が凝結したもので、月光に照らされるときだけ輝き、冷たい湿気が滲みだすという美しい珠なのだそうです。

「月愛珠」をイメージするにあたり、まずはじめに思い浮かんだのは、よく菩薩などの仏像の胸元を飾っているネックレス-「瓔珞(ようらく)」です。瓔珞はとの関連が強いのですが、もともとは玉やガラス、宝石などを連ねたインドの貴人の装身具でした。
帯では、瓔珞に埋め込んだ月愛珠をイメージしてデザイン化しました。地色は何度も染め重ね、深い深い海の底のような紺色になっています。前とお太鼓で月の満ち欠けがつながっています。

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