あらたしき

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あらたしき 前部分
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新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事
大伴家持 (巻20-4516)


新しい年の初めに立春が重なった。今日降る雪のようにますます重なれ、良いことよ

万葉集の最後を飾る歌です。
太陽歴となった現代ではあり得ないことですが、閏月のあった旧暦では歳旦立春といって、元日と立春が重なることが19年に一度あったのだそうです。
雪は古来、豊年の瑞兆とされました。
年の初め、月の初め、日の初めに立春まで重なった特別におめでたい元日に、瑞兆の雪まで降ってきた。ああ、こんなふうにたくさん良いことが重なるといいな、雪が降り積もるように。大伴家持はこんな想いで万葉集を締めくくっています。
四つの円が重なると紋様を「七宝」といいます。帯では六つの円を重ねた七宝に雪華文を配して歌の雰囲気を出しました。

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