ブログ

トップページ > ブログ

とりよろふ よろずことのは

洲浜文について

スハマソウ

スハマソウ

春の陽だまりの中、スハマソウが咲いていました。

葉っぱの形が面白い植物ですが、名前の由来もそこにあります。

スハマ(洲浜)というのは、河から運ばれてきた土砂が積もってできた、海に突き出た洲のこと。入り組んだ形が面白いことから文様化されました。

洲浜文

洲浜文

どうですか?葉っぱの形がよく似ていますね。

洲浜文のそもそもの起こりは、古く平安時代から宴席の飾りものとして使われた「洲浜台」であるようです。

州浜台を囲んでの宴

州浜台を囲んでの宴

洲の形に似せた台を松竹梅や鶴亀で飾って、中国の伝説の理想郷、「蓬莱山」に見立てた洲浜台が慶事などで使われるようになり、後にお正月や結婚式の島台として肴を盛るようになりました。

洲浜文は浜辺のものなので、鳥や波と一緒に用いられることが多いのですが、洲浜取りとして文様の区切りに使われることもあります。

形はユニークな洲浜文ですが、その起こりを考えると‘吉兆’をもたらす、吉祥の意味も隠れていそうです。

 


コンロンカ

コンロンカ(崑崙花)

アカネ科 コンロンカ属
学名:Mussaenda parviflora Miq
別名:ムッセンダ
原産地:中国南部  ※種子島、沖縄、台湾に自生
花期:7~9月
花言葉:神話

  • コンロンカの白い葉のように見えるものは花の萼片の一枚が白くなったもの。萼(がく)は5裂し、その1裂片が葉と同じ大きさに育ち、真っ白で花弁状にみえる。その白さを、伝説の山、崑崙山(こんろんざん)の雪に見立てたのが名前の由来。
  • 崑崙山は中国伝説上の聖地。日月の沈む場所として人間がたどり着けないほど遠い西方にあり、西王母や黄帝などの神仙が住むとされた。
  • 西王母は中国の伝説の女神。西王母の住む庭の桃の木は三千年に一度実を付け、これを食べると寿命を延ばすとされる。また、西王母は漢の武帝のもとを訪れ桃を与えたという。そこから桃は長寿の象徴となった。
  • 西王母は宇宙を支配する仙人で不死を司ると考えられた。

原産地が暖かな地域であるため雪への憧れが感じられる。

 

 


訪問者

アトリエの二階には下絵を描くときに使う仕事机があります。
ベランダの脇にカリンの枝が張りだしていて、天気の良いときは後から後からにぎやかな訪問者が訪れるのを窓から見ることができます。

今日、最初の訪問者。

メジロ

メジロ

毎日のようにやってくるメジロ。写真には納まらなかったけどつがいで来ます。

二番目の訪問者はシジュウカラ。

シジュウカラ

シジュウカラ

こちらもいつもつがいで来ます。

ときにはカップルがはちあわせ。

メジロとシジュウカラがこんにちは

メジロとシジュウカラがこんにちは

チチチチチ・・・・・・と決まって鳴いてくれるのは、「やってきましたよ~」と呼びかけているからなのかしらん。毎日の楽しみになっています。

その他にも、スズメ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ(らしきもの)など、枝からこちらをきょろきょろ眺めては飛び去っていきます。「オマエコンナヘヤノナカデナニヤッテンダヨ~」と言われているみたい・・・。

 

 


雪景色

梅の枝の雪

梅の枝の雪

雪が積もりました。久々に見る一面の白い世界は新鮮で綺麗ですね。

「雪月花」という言葉があるように、雪は昔から美しいながめの代表です。万葉集でもたくさん詠まれているんですよ。

我が宿の 冬木の上に 降る雪を 梅の花かと うち見つるかも
巨勢宿奈麻呂(巻8-1645)

わが家の冬の枯れ木の枝に降る雪を、梅の花が咲いたのかと思って見てしまった。

梅の花が散るのを「雪が降るようだ」と詠ったものがありますが、これはそれとは反対に雪を花のようだと詠んでいます。今も昔もあまり変わらないものですね。

 

 


ロゼット

東京は昨日、今日と続けて雪が舞いました。日差しがないと寒さが身にしみるこの季節、野に花々が咲きだすのはまだまだ先なのですが・・・ちょっと地面に目を向けてください。

空地や畑、川原、そして道路と壁とのわずかな隙間にも植物たちがへばりつくようにそっと生えています。

冷たい北風を避けながらわずかな太陽の光を精一杯に受け取るために葉っぱを放射状に広げた植物の姿を“ロゼット”と呼びます。

ハルノノゲシ

ハルノノゲシ

メマツヨイグサ

メマツヨイグサ

ノゲシ

ノゲシ

オニタビラコ

オニタビラコ

アメリカフウロ

アメリカフウロ

ロゼット葉の中でも、‘ナズナ’は成長段階で葉っぱの形が違い、見ていて飽きません。私の好きなロゼットです。

ナズナのロゼット

ナズナのロゼット

同じように‘タンポポ’も変化に富んだ美しいロゼットを見せてくれます。

タンポポのロゼット

タンポポのロゼット

ロゼット葉で冬を越す植物は他にもたくさんあるのですが、成長した姿とうまく結びつかず正体不明なものも多くあります。

いろいろなロゼット

いろいろなロゼット

観察を続けて行く末を見届けようと心に決めてはみるものの、哀しいかな忘れてしまうんですよ。

霜が降りて白く凍ったロゼットを見ると、なんともいじらしい気持ちになりますが、これは植物の‘たくましさ’であり‘美しさ’なのだととらえた方が良さそうです。

小春日和の日にはみなさんもロゼットを探しに散歩に出てはいかがですか?

 

とりよろふのロゼットをモチーフにしたきものはこちら

冬の華-ロゼット

 

 


トップページ > ブログ

検索
フィード
メタ情報

Return to page top