天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも 月読の 持てるをち水 い取り来て 君に奉りて をちえてしかも
作者未詳(巻13-3245)
天に架かる橋も長くあってほしい。高い山ももっと高くあってほしい。月の神が持っている若返りの水を取ってきてあなたにさしあげて若返らせたい。
万葉の時代、人々はどのように月を見ていたのか。
月には清らかな泉が湧き出ていて「月読」という男の神が月齢を数えながらそれを守っている。その水は「変若水(をちみず)」といい、老いを若さに変え、死を再生させる力を持っている。
自然は1年という周期で死と再生を繰り返します。そして、かつて暦の基準であった月もまた、満ちては欠け、欠けては満ちと再生を繰り返す。
万葉人がそこに神秘性を感じ、「変若水」を想像し、それを求めようとしたことを、日常生活の中で月との関係が希薄になった私たち現代人が理解するのは難しいのかもしれません。
水に関する様々な危機
水の惑星-地球。その水も清らかであってほしい。
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