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とりよろふ よろずことのは
セリバオウレン
- 2012-04-27 (金)
- 作品づくりの備忘録として
早春に林間で見ることができるセリバオウレンの花。
小さな花だけど、よく見るとデザインの凝ったなんとも可愛らしい花で、毎年この季節が来るのが楽しみです。
さて、今現在、木々は若葉をつけ、野草たちは競うかのようにいっきに花を咲かせていますが、スプリング・エフェメラルと呼ばれる早春の野草たちはすでに実を結ぶ季節になっています。その種もまた可愛らしい。
セリバオウレン(正確にはスプリング・エフェメラルではありません)はどうなっているだろう、と先日のぞいて見てびっくり。
早春のイメージとは全く違います。そして種が花のようではありませんか?
それにしてもなんと芸術的デザインセンスでしょう!自然には敵わないな~と、つくづく感じさせられました。
ラショウモンカズラ
- 2012-04-26 (木)
- 日常の言の葉
「ラショウモンカズラ」という植物です。
以前から気になっていた花ですが、やっと実物を見ることができました。
「羅生門」は平安京の正門のこと。朱雀大路の南の端にあった門です。
昔々、平安の時代、京の羅生門に鬼が棲みついていたそうな。
そこで、渡辺綱という武士が羅生門に乗り込み、鬼と戦ってその腕を切り落とし、持ち帰ったんだとさ。
花の姿がその鬼の腕を思わせることから付けられた名前なのだそうです。
こんな感じなのでしょうか??
ムユウジュ-その2
- 2012-04-07 (土)
- 作品づくりの備忘録として | 日常の言の葉
ムユウジュの花が満開となりました。
‘満開’と書きましたが、花のように見えるのは実は先が大きく四裂した筒状のガクで、ガク筒から8本の長い雄しべが飛び出しているのだそうです。
普通、樹木の花は枝の先に花を咲かせますが、この花は枝の途中にむっくりと咲くのが面白いですね。どことなく「保与(ヤドリギ)」を思い起こさせます。
別名
阿輸迦の木(アソカノキ、アショーカノキ)
阿輸迦樹(アショーカジュ)
花が終わるとソラマメ大の大きな豆をつけるそうです。
月と梅の花
- 2012-04-01 (日)
- 作品づくりの備忘録として | 私の万葉集
今年も梅の季節が終わろうとしていますね。開花は遅れたものの、寒さが続いたおかげで例年よりも長く花が楽しめたように思います。
さて、梅は万葉集に122首登場するようですが、その中にうっとりしてしまうような素敵な歌があります。
ひさかたの 月夜を清み 梅の花 心開けて 我が思へる君
紀小鹿女郎(巻8-1661)(空遠くまで輝く月夜が清らかなので、夜開く梅の花のように心も晴れ晴れと、私がお慕いするあなたよ)
澄み渡った夜の空気に漂う梅の香。清らかな月光にそっと照らされて開いた梅の花から届くものです。そんな梅の花のように自分の心も清らかに開かれて、あなたをお慕いしています。こんなことを言われた男性は嬉しいでしょうね…。
この歌のように、素直な作者の心がダイレクトに伝わってくるところに万葉集の面白さ、魅力を感じます。
この歌は万葉研究の第一人者で国文学者の中西進先生も、万葉集の好きな歌十首に数えられたものです。
以前、落花する梅を題材に「梅菜幻想」というきものをつくりましたが、今度はこの歌をモチーフに夜の梅を表現してみたいと考えています。
※写真は梅の夜景と月、それぞれ別の写真をもとにつくった合成写真です。今年は残念ながら満月下で梅の花を見ることができませんでした。次の満月は4/7です。
ムユウジュ
- 2012-03-20 (火)
- 作品づくりの備忘録として | 日常の言の葉
アトリエ近くの植物園の温室で「ムユウジュ」の花が咲きました。
無憂樹(ムユウジュ)は仏教の三大聖木のひとつで、お釈迦様の「誕生」に関わる聖木とされています。
お釈迦様が「悟り」を啓いた「天竺菩提樹(インドボダイジュ)」と、お釈迦様の「入滅」に関わるフタバガキ科の聖樹「シャラの木」については以前このブログでもちょっと触れました。
お釈迦様を身篭った母「マーヤ」はネパールの「藍毘尼園(ルンビーニ園)」に休息のため立ち寄りました。そこで、この「無憂樹」の花と出会い、その見事な花房を手折ろうとして右手を上げた瞬間、その脇腹からお釈迦様が生まれたといわれています。
‘無憂樹’ですから、なんの憂いもなく生まれてきたのでしょうね。
インドでは乙女の恋心をかなえる木、また、出産、誕生、結婚にかかわる「幸福の木」として愛好されています。まさに瑞兆をあらわす聖木ですね。
今年初めて花を見ることができて、なんか良い予感を感じています。
そうそう、カカオの木もそうなのですが、これら温かい地方の木の葉っぱは、若いうちはピンク色がかっているようです。
強い紫外線から身を守るための術なのでしょうね。
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